〇あの夜、犯人は桐生春美に電話し、窓の下を見るよう
×あの夜、犯人は桐生春美に電話し、窓を下を見るよう

アリス「雷破・・・。」
カチッ。7時になった。
ガター。神矢が両手で頭を押さえて倒れたッ!!
雷破「とうとう名乗り出たなッ!! お前は自分で証明してしまったんだッ!! 」
早乙女「はぁ!?」
雷破「どうした・・・???ボーガンの矢なんて飛んで来ないぜ・・・。」
雷破はボーガンの矢を落とした。カタッ・・・。
雷破「お前は自分で証明してしまったんだよ・・・。
   自分がこの連続殺人の犯人だとなぁッ!!
   そうだろ!?神矢ッ!! 」
神矢「ク・・・クゥ〜・・・。」
雷破「お前は朝食の7時きっかりにボーガンの矢が放たれるように
   細工した。このホテルじゃ座る席も決められてる・・・。
   時限装置を使って、早乙女先輩を殺すにはおわ
   つらいの舞台だったんだッ!! だから俺も罠を仕掛けた。
   お前以外のメンバーを早めに集め、ワザと早乙女先輩の席に
   座らせたのさッ!! 」
早乙女「えぇッ!?」
神矢が座っていた席のネームプレートには早乙女涼子とある。
月島亮二「で・・・。でも・・・。何で神矢が犯人だと!?」
雷破「あの時、俺達は犯人を挟み撃ちにしていた・・・。
   ところがかどを曲がった瞬間犯人は消え去って、
   足跡だけが窓に続いていた・・・。あたかも海に
   落ちたかのようにな・・・。・・・だが・・・お前はここで重大な
   ミスを犯してたんだッ!!窓の手すりだよ・・・。廊下の足跡は
   泥だらけだったのに窓の手すりには少しも泥がついていなかった・・・。
   あの高さからして手すりに足をかけずに外に出るのは難しいッ!!
   つまり犯人は、そのまま廊下に残ってたんだッ!!
   そして素早くファントムの扮装をとき、窓から投げ捨てたッ!!
   そしてあたかも逆方向から来たかのように飛び出して来たんだよッ!! 」