向日葵「今月は殆ど出費はありませんでしたわ…。残りは櫻子の将来のためにきちんと貯金しておかなくては」

向日葵「あ、美味しそうなドーナツ……食べようと思って買ったお菓子は全て櫻子に食べられてしまいますし……」

____ 撫子「お世話代はあくまであなたへのお礼よ。好きに使ってちょうだい」 ____

向日葵「……いえ、ダメですわ。櫻子に食べられてしまうのはわたくしがそのようなところに置いておいたのがわるいんですの」

向日葵「おやつを勝手に食べられるのは副会長も赤座さんも一緒ですわ、それなのに私だけ食べるなんてゆるされません」

向日葵「それに、私はお小遣いを貰うために櫻子と一緒にいるのではありませんわ」

向日葵「幼馴染として彼女という友達が大事だから。疲れることも嫌なことも確かにありますけど、それよりも楽しいことや嬉しいこともあるのですわ」

向日葵「……さ、帰って櫻子の宿題を見てあげないと。また先生に小言を言われるようなことは避けたいですしね」