月末になると めうちゃんは薄い給料袋の封も切らずに
必ず横町の角にある郵便局へとび込んでゆくのだった
仲間はそんな兎をみてみんな貯金が趣味のしみったれた奴だと
飲んだ勢いで嘲笑っても めうちゃんはめひゅめひゅ笑うばかり