数日後、仲直りを兼ねてごらく部を訪れる向日葵と櫻子

あかり「京子ちゃんと櫻子ちゃん、まだ怒ってるのかな?さっきから一言も話してないよぉ....」
口を開く京子
京子「....さくっちゃん、このまえの件だけどゴリ押ししてごめん、分かる人にだけ見せてあげればよかったよね」
櫻子「分かる人ってなに?歳納先輩、自分は頭いいこと鼻にかけて、私が成績が悪いってことバカにしてたでしょ!?」
京子「だからしてないって!さくっちゃんいいかげんにして!!」
櫻子「なんでそんな偉そうにしてんの?たかが子供向けの漫画でしょ?」

近くにあった座布団を蹴っ飛ばす京子
京子「もう一回言ってごらん、さくっちゃん.....ぶっ飛ばすよ?」

顔は真っ赤で涙目になり、背中でゼェゼェと荒い呼吸をし、握られた拳はブルブルと震えていた
明るくておどけキャラの京子のこんな姿を見るのはみんな初めてだった

櫻子「ああ正直に言ってやるから、この前歳納先輩にもらったミラクるんの同人誌、
何これ?深い内容?それ以前に絵が下手くそすぎんだよ!!読んでほしいなら自己満でなく見る側になって作れよ!!
ねーちゃんに見せたら小学生が描いたの?って爆笑してたから、漫画の才能ないんだよお前!!!」 

ビリビリビリビリ−−−!!!!

櫻子「はい落書きはゴミ箱へっ」パンパンッ
向日葵「嘘でしょ櫻子っ!?」
あかり「櫻子ちゃんやめてぇーーーー!!」
京子「えっ......!?」

京子「私のミラクるん............」プツンッ
次の瞬間、京子が櫻子をすごい勢いで押し倒し馬乗りになり、そして躊躇なく顔面に拳を振り下ろしてた
骨と骨がぶつかり合う鈍い音が響く

結衣と向日葵が必死に京子を引きはなす
向日葵「歳納先輩っダメダメダメっ!!殴っちゃダメェ!!」
結衣「京子落ち着いて!もう大丈夫だからっ!」

櫻子「ハァハァ....!! お前ぶっ殺してやるよぉ!!ヒックヒック!」
鼻血を出しながら激しく興奮する櫻子

畳に力なくへたり込み、しばらくして声を上げて泣き出す京子
西垣先生が部室に大急ぎで駆けつけてくる
ごらく部と生徒会はもう二度と顔を合わせなくなった