部下の男性に暴行を加えてけがをさせたとして、警視庁は16日、埼玉県所沢市荒幡、会社員の田代国寛容疑者(38)を傷害容疑で緊急逮捕し、発表した。男性は意識不明の重体。田代容疑者は容疑を認め、「一緒に飲んでいて部下の言動に腹が立った」と供述しているという。

 小平署によると、逮捕容疑は16日午前0時15分ごろ、東京都小平市小川町2丁目の路上で、同じ会社で働く部下の男性(24)の顔を拳で殴るなどしたというもの。2人は事件の直前、一緒に酒を飲んでいたといい、署は、仕事を巡って口論になったとみている。

 田代容疑者は事件後、車で逃走したが、捜索中の警察官が約3キロ離れた路上でこの車を発見。事情を聴いたところ、関与を認めたという。