【パリ=三井美奈】仏経済紙レゼコー(電子版)は18日、カルロス・ゴーン容疑者の勾留について「共産党時代のポーランドよりひどい」と酷評する論評を掲載した。

 筆者は、AFP通信の元東京支局長、フィリップ・リエス氏。40年前にポーランドでスパイ容疑で
収監された経験があり、「当時は(ゴーン容疑者と違い)独房ではなく、日常着でいられた。妻と毎日、
数分間面会する権利も得た」と主張。日本の検察は「途方もない権力」を担い、容疑者に自白を
迫っていると訴え、「それが有罪率99%の原因。スターリン政権下のソ連でも、これほど高率では
なかった」と批判した。