アベマTV、3年連続200億円赤字に漂う不安
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アベマTVの将来について会社側は楽観的だが、外部にはそれと異なる見方もある。
懸念としてまず挙げられるのが、週間視聴者数の推移だ。開局から2年半で着実に伸びているものの、
2018年に入ってからは500万〜600万台で微増かほぼ横ばいを行ったり来たりしている。
2017年11月に元SMAP3人が出演した「72時間ホンネテレビ」でつけたピーク値(729万)はその後超えられておらず、
開局当初から目標に掲げる1000万という大台はまだ見えてこない。

この点を業界アナリストから問われた藤田社長は、「すごくネガティブに、ナナメに見るとそうかもしれないが」と前置きしつつ、
「世界的に注目度の高い格闘技戦を持って来るとか、そういう突飛なことはしていないし、広告もほぼ打っていない。
そういう中では、順調に地固めをできていると思っている」と話した。

とはいえ、現状に100%満足しているわけではなさそうだ。「今年はレギュラー番組を拡充した一方で、
『ホンネテレビ』や『亀田興毅に勝ったら1000万』(2017年5月放送)のような、世間を騒がせる特番が出せていない。
年末の企画も構想中だが、今後はすごく話題になるようなものもまた出していきたい」(藤田社長)。