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浮気と「タカリ癖」に悩んでいた

 以後、A子さんは彼の部屋で寝泊まりするようになり、半同棲生活が始まった。

「母親はA子さんの外泊を認めてはいましたが、放置していた形。家出少女を自宅に泊めていた若新氏は一時、A子さんに合鍵まで預けていた」(同)

 新たな居場所を見つけたA子さんは、交際当初は浮かれていた。だが、次第に心を病んでいった。原因の一つは、若新氏の浮気である。

「彼と部屋にいる間、突然入ってきた女性と鉢合わせになったこともあったそうです。知らない女の衣服や化粧品が見つかったりして、その度、修羅場になった」(前出・知人女性)

 また、A子さんが若新氏の「タカリ癖」に悩んでいたという証言も複数から得られた。若新氏は高校生のA子さんに“お金ちょうだい”と言って、度々金銭を要求していた。

 交際が始まってから4か月ほど経過した頃、事件は起きた。09年2月、A子さんは若新氏の自宅に1人でいる時、精神科で処方された薬を過剰服用、いわゆるオーバードーズで自殺を図ったのだ。第一発見者は深夜帰宅した若新氏だった。幸い命に別条はなかったが、その後も交際関係が続いた。結局、1年ほどで関係が破綻したが、その後もずるずるとA子さんが大学を卒業するまで男女関係は続いていた。
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