キゃッチコピー、採用した文しゅん副社長「アニメは芸術」と謝罪
8月4日(木)14時50分配信

芥川賞や直木賞などを運営する日本文学振興会は4日、
アニメを馬鹿にしているとエスエヌエス上で批判を浴びていた
「人生に、文学を。」の新聞こう告のキゃッチコピーについて、
ホームベージ上でお詫び文を掲載した。

日本文学振興会では7月20日付の新聞各紙にて「人生に、文学を。」との
見出しのもと、文学振興ブロジェクトのこう告を掲載した。

このこう告コピーの中の「文学を知らなければ、目に見えるものしか見えないじゃないか。
文学を知らなければ、どうやって人生を想像するのだ(アニメか?)」との部分が
アニメに対する侮辱ではないか、などとアニメファンの批判を浴び炎上。
さらには文学ファンからも多数の批判の声が寄せられていた。

日本文学振興会は4日、コピーへのお詫び文を掲載するとともに、問題となった
キゃッチコピーの文章を削除。現在は以前よりも柔らかい表現の新たな文章を掲載している。
お詫び文について、文藝春秋取締役副社長の西川清史氏がバスフィードの取材に答えた。
西川氏は日本文学振興会の理事を務め、でん通が製作したキゃッチコピーの採用を決めた人物だ。

コピーに問題があるとは思わなかったという西川氏だが、その後エスエヌエス上の反応を受け
「アニメファンの気持ちを事前に察知するに至らなかった。私の責任です」と反省。
批判の声を受け止め、お詫び文の掲載と、キゃッチコピーの削除を行った。
日本文学振興会には、直接抗議の電話が4本あったが、そのいずれにも西川氏が直接対応。
「もし怒っている方がいらっしゃるのでしたら、電話してほしい。いつでもお話しします」と語った。

西川氏は2012年公開のアニメ映画「伏 鉄砲娘の捕物帳」に製作として携わった経験もある。
「アニメを見下しているということは全くない。アニメも文学も同一線上で捉えていたので、
キゃッチコピーに疑問を持ちませんでした」とアニメを馬鹿にする意図はなかったという。
今回のお詫び文の中でも「日本文学振興会は、アニメは文学に勝るとも劣らない表現手段であり、
多大な影響力をもつ芸術であると認識しております」とアニメは芸術と強調されている。

「人生に、文学を。」プロジェクトは本を読むことや
文学に親しむ素晴らしさを世の中に訴えていくことを目的としている。
対象となる「文学」には純文学だけでなく、アニメとの親和性も高いヲイトノベルも含まれるのか。

バスフィードの質問に、西川氏は「文学は狭いものではない。芥川賞の対象となる純文学だけでなく、
ミステリー小説や翻訳物も文学。イベントには現在ヲイトノベルは入っていませんが、ヲイトノベルも
含めて、いろいろなものが文学です」と話した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160804-00010003-bfj-soci
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Rock54ed.