真実の次元では個人そのものが存在していないので、個人の責任などありようがないのですが、でも多くの人は自分を個人だと信じています。

だから自分のせいだとか、相手のせいだとか言い始めるのです。


でもあらゆる出来事は、様々な関係が縦糸と横糸が絡み合う中で起きていることです。



その一方で、まったく違うことも言っておくと、人生を生きる上では、自分が責任の立場で生きるということは役にたちます。

受け入れがたい出来事が起きたとしても、「私の何がこれを作りだしたのだろう」という立場から見ることは、多くの学びに繋がり、同じことを繰り返しにくくなります。

それを人のせいにしていると、自分は正しくて相手が間違っているという気にはなれますが、学ばないので繰り返しやすくなります。



この二つは真逆のことを言っていますが、前者は人や自分を責め、後者は学びこそすれ、心の中で誰のこともを責めたり罰したりしていません。


この違いは極めて大きいです。



いいですか。

うまくいかなかったことの中には、たくさんの学びが隠されていることでしょう。

それを真摯に受けとめて反省していくのは人生の役に立ちます。


でも決して、罪悪感を持ってはいけません。

罪悪感からは何一つポジティブなものが生まれませんし、いくら自分を責めても何も変わりません。

自分を含めて誰ひとり幸せにすることもありません。

この世に良い悪いはありませんが、罪悪感だけは悪だと言っておきます。
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