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カプコンのゲーム音楽イベント、ギャラ未払い問題が発覚!裏事情を取材

 昨年末に九州で行われた音楽イベント「CAPCOM LIVE!」にて、
奏者へのギャラが支払われていなかったことが、当サイトの取材で判明した。
株式会社カプコン公式のコンサートツアーであり、
同社が手がけたゲームの音楽を演奏するという企画だ。問題が発生したのは、
12月22日に行われた熊本公演と25日の福岡公演である。

依頼状
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 このたび当サイトが入手したのは、上記の公演の運営実行委員会の
代表を務めた人物(以下、「A氏」と記載)から奏者に送られたという、
ギャラ未払いの経緯を説明したメールである。A氏は元々、代表という立場で
本件に関わっていたわけではない。奏者への連絡や各種のコーディネートを
中心に担当するはずだった。

 ところが、本来は責任のある立場であった人物(以下、「B氏」と記載)が
公演の1ヵ月半前になって、「主催者を辞退する」と宣言した。その結果、
「期日までに代表者が誰であるのか明確にできなければ、利用許可を取り消さざるを得ない」と、
イベント会場となった施設から回答を迫られる事態となった。
そこで、A氏はやむを得ず代表を引き受けた。

 奏者のギャラに関しては、B氏から支払われる予定だった。
だが、B氏は様々な理由を挙げて支払いを延期し続けたという。
やがて、B氏から一つの提案がなされた。100万円の融資を受けられることに
なったので、「これをもって、今後は運営実行委員会からB氏への費用請求はしない」との
念書を書いてほしいというものだった。

 しかし、A氏としては到底受け入れることのできない内容だった。
奏者へのギャラに加え、グッズ制作費や発送費なども含めると約350万円になるが、
「100万円で免責を」というものだからだ。B氏が確保すると約束していた
スポンサーも、1社も見つからなかったという。その結果、イベントは
約610万円の赤字となった。

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(メールの文面)
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 しかも、資金繰りが困難であると判明した時点で、
「私は運営実行委員会のメンバーではない」などと言って、A氏の周りにいた人々が
次々に離れていったという。「運営実行委員会」とは名ばかりで、
実際にはA氏がほぼ全てを担っていたのだ。そして、資金がほとんどない状況で、
取り残されたA氏があらゆる支払いを自ら負担しなければならなくなった。

 イベントの準備・実施に伴って本業を続けられなかったことによる損害の発生に加え、
今後4〜5年にわたって支払いを続けることになるという。A氏は本業を再開したが、
まとまった収入をすぐに得られるわけではない。以上の経緯を説明した上で、
奏者へのギャラの支払いが滞っていることへの謝罪の意を、
A氏はメールの末尾で表明している。

(メールの文面)
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http://tanteifile.com/wp-content/uploads/2017/02/05-7.jpg

 当サイトがA氏に尋ねたところ、メールの内容は事実であるという。
現時点までに、B氏からの支払いは一切ないそうだ。そもそも、B氏が
100万円しか払わないという提案そのものを受け入れがたいと、A氏は述べた。
現在、一部の奏者がB氏に対して法的な措置をとることを検討中であり、
弁護士への相談がなされているという。

http://tanteifile.com/archives/4454
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