安倍晋三首相「いよいよ改憲に取り組むとき」 自衛隊明記で「正統性が明確化される」

 安倍晋三首相(自民党総裁)は憲法記念日の3日、東京都内で「美しい日本の憲法をつくる国民の会」と民間憲法臨調が共催した憲法フォーラムにビデオメッセージを寄せ、
「いよいよ私たちが憲法改正に取り組むときが来た。改憲を成し遂げるためには国民の理解、幅広い合意形成が必要だ」と訴えた。

 昨年のフォーラムで「9条1項、2項を残しつつ、自衛隊を明文で書き込む」と提起したことに関連、自衛隊違憲論が存在する理由に「憲法に防衛に関する規定が全く存在しないことにある」と挙げた。
その上で「明文化することによって(自衛隊の)正統性が明確化されることは明らかだ。憲法改正の十分な理由になる。憲法に自衛隊をしっかりと明記し、違憲論争に終止符を打たなければならない」と主張した。

 2020年の改正憲法施行を訴えたことに関しては「この1年間で改憲の議論は大いに活性化し、具体化した。大変喜ばしい」と述べた。

http://www.sankei.com/politics/news/180503/plt1805030017-n1.html

関連
憲法改正、賛成51%…自衛隊「合憲」76%
http://www.yomiuri.co.jp/feature/TO000302/20180429-OYT1T50099.html
 憲法を「改正する方がよい」は51%、「改正しない方がよい」は46%だった。前回2017年3〜4月調査では、「する方がよい」と「しない方がよい」が各49%で拮抗きっこうしていた。
改正賛成が反対を上回ったのは15年調査(賛成51%、反対46%)以来3年ぶり。
 今回調査は、3月13日〜4月18日に全国有権者3000人を対象に実施し、1936人から回答を得た(回答率65%)。
調査の期間中、学校法人「森友学園」や「加計かけ学園」を巡る問題などで、安倍内閣の支持率が下落したが、憲法改正の賛否には大きく影響しなかったようだ。
 自民党がまとめた憲法改正案4項目のうち、今の憲法9条の条文は変えずに、自衛隊の存在を明記する条文を追加することに「賛成」は55%、「反対」は42%だった。
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