安倍晋三首相「いよいよ改憲に取り組むとき」 自衛隊明記で「正統性が明確化される」

 安倍晋三首相(自民党総裁)は憲法記念日の3日、東京都内で「美しい日本の憲法をつくる国民の会」と民間憲法臨調が共催した憲法フォーラムにビデオメッセージを寄せ、
「いよいよ私たちが憲法改正に取り組むときが来た。改憲を成し遂げるためには国民の理解、幅広い合意形成が必要だ」と訴えた。

 昨年のフォーラムで「9条1項、2項を残しつつ、自衛隊を明文で書き込む」と提起したことに関連、自衛隊違憲論が存在する理由に「憲法に防衛に関する規定が全く存在しないことにある」と挙げた。
その上で「明文化することによって(自衛隊の)正統性が明確化されることは明らかだ。憲法改正の十分な理由になる。憲法に自衛隊をしっかりと明記し、違憲論争に終止符を打たなければならない」と主張した。

 2020年の改正憲法施行を訴えたことに関しては「この1年間で改憲の議論は大いに活性化し、具体化した。大変喜ばしい」と述べた。

http://www.sankei.com/politics/news/180503/plt1805030017-n1.html
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