よく殺人等の凶悪事件の犯人が過去に猫を殺したり虐待していた例が多いという報告や実例を挙げて、
「猫を殺す人間は人を殺す」との理屈を叫ぶ人がいるが、これは論法が間違っている。
 ここで用いられる計算式は、殺人者の数を分母として過去に猫を殺した事がある者の割合を求めたものだ。
しかし、この計算結果から導き出せるのは「殺人者は過去に猫を殺している可能性が高い」でしかない。

 それに対し「猫を殺す人間は人を殺す」を述べるのに必要な計算式は、殺人者ではなく猫を殺す者の数を分母とし、
その中で殺人まで起こした者の割合を求める計算式である。その結果が大きかった時に初めて「猫を殺す人間は人を殺す」
と言えるのである。

 「猫を殺す人間は人を殺す」というのは、間違った計算式を用いて導き出された詭弁である。
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