>>542続き
 日本国憲★法と同様の理念をもった憲★法観が日本の「市井の人々」によってもつくられていたことを強調し、基本的人権の尊重や法の下の平等、言論の自由、信教の自由などが、
けっして右派の言うような「現憲★法は米国の押しつけ」などではないことを示唆したのだ。


 そして、同じ年の12月、今度は、明仁天皇が80歳の誕生日会見でこれまでの歩みを振り返って「やはり最も印象に残っているのは先の戦争のことです」と語り、こう続けたのである。
「戦後、連合国軍の占領下にあった日本は、平★和と民主★主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲★法を作り、様々な改革を行って、今日の日本を築きました。
戦争で荒廃した国土を立て直し、かつ、改善していくために当時の我が国の人々の払った努力に対し、深い感謝の気持ちを抱いています。
また、当時の知日派の米国人の協力も忘れてはならないことと思います」

 日本国憲★法を「平和と民主主義を守るべき大切なもの」と最大限に評価する明確な“護★憲発言”だった。

 しかも、明仁天皇はわざわざ憲★法制定過程における「知日派の米国人の協力」に言及していた。これは、右派の言う「米国による押し付け憲★法」なる批判を牽制したものとしか思えなかった。
安倍首相は2012年に党のネット番組で「みっともない憲★法ですよ、はっきり言って。それは、日本人が作ったんじゃないですからね」と日本国憲★法を罵倒していたが、
明仁天皇の誕生日会見での発言は、それと真っ向から対峙するものだった。


(以下見出しのみ 詳しくはWEBで)
■天皇が安倍政権に危機感を抱いた始まりは「主権回復の日」式典
■「大戦への深い反省」を語った天皇、「A級戦犯」に言及した皇后
■皇后は安倍首相が無視したICANノーベル賞を賞賛
■沖縄いじめの安倍政権に対して、天皇は沖縄への強い思いを
■在位30年記念式典で天皇皇后作詞作曲の琉歌「歌声の響」が
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