山下のヴィラ=ロボス旧盤届いた。ほぼ予想通りの演奏だった。

練習曲第2番の冒頭部分を新旧で比較。
旧)https://dotup.org/uploda/dotup.org2877532.mp3.html
新)https://dotup.org/uploda/dotup.org2877533.mp3.html

旧盤は、いわゆるデッドな響きで、上滑りな印象。「音が鳴り切っていない」という>>542氏の評は正鵠を射ていると思われる。

新盤は、これまで荒削りすぎるという印象を持っていたのだが、旧盤を聞いた後では丁寧で正確な演奏に聞こえる。響きは深く、ギターは十分鳴っているように聞こえる。

ここで、両者の響きの差は、単なる録音技術の差なのではないかという疑問が生じた。
もしかすると新盤の方には適度な人工的リバーブが付加されているのではないだろうか。
試しに旧盤の演奏に、コンボリューションリバーブを少々付加してみたのが、こちら
https://dotup.org/uploda/dotup.org2877534.mp3.html
こうすると、かなり新盤の印象に近づくように思う。

録音技師と録音場所の違いも大きいかもしれない。
技師は、旧盤が大野正樹、新盤は及川公生。
場所は、旧盤が白根桃源文化会館ホール、新盤は秩父ミューズパーク、コンサートホール

旧盤の音の方が好きだという人もいるかもしれないが、自分は圧倒的に新盤の音の方がいいと思う。
演奏自体は、旧盤の時点で既にスタイルと方向性がしっかり定まっているので、両者に大した差はないようにも思える。
完成度の差があるくらいで。
BBR-MD5:94073209bddc37a41fb75f3089f64e25(370)
BBS_COPIPE=Lv:0
PID: 32271
Inq-ID: agr/751b82636c5fafc7
Proc: 0.263017 sec.
Rock54ed.