長期記憶が優れている
ASDの人は、短期記憶やワーキングメモリよりも長期記憶が優れていると言われます。長期記憶として残る記憶の量は膨大で、まるで巨大なデータベースに記憶が蓄積されているようだと表現されることもあります。
忘れたくても忘れられないのもASDの記憶の特徴の1つです。
また、「カメラアイ」と呼ばれる瞬間記憶能力を持つことがあり、記憶をする際にその場面を写真に撮ったように記憶するのも特徴です。
これらの特徴によって、情報を正確に長く記憶に留めることが可能になっています。
過去への執着が強い
ASDの人は、先のことを予測したり想像したりすることは苦手な一方で、過去へのこだわりは強く持つ傾向があります。例えば、小さい頃の出来事を詳細に覚えていたり、保育園の先生やクラスの友達全員の名前を覚えていたりするなどの特徴があります。