実は送電線や鉄塔には管轄の送配電会社(旧電力会社)によりいろいろと特色があります。その特色さえわかれば、ある程度の地域は絞れたりします。 パッと見てわかるのが導体数。 送電線は3相で1回線です。 1相 1本の電線は単導体といいます。 1相2本なら複導体、4本なら4導体、6本なら6導体、、、 ある送配電会社は4導体までしか採用していない、、、とか 鉄塔のシャッポ(頂部)にヘリコプターや地上からの巡視で、見やすいように色を塗る鉄塔があります。 その色の違いで管轄の送配電会社がわかります。 電線で単導体では相間スペーサの有無で降雪地、電線の配列などで豪雪地などもわかります。 先程3相で1回線と書きましたが、ほとんどは2回線以上で系統運用しています。 よって、メンテナンス時片側を停電させ、もう片側は活線なんてことがありますが、その際どっちが停電線路か… 作業員さんがパッと見てわかるように各回線に色をつけています。 その回線の色は黒と青を対にするなど送配電会社で黒-青 黄-赤 橙-白(これは適当な組み合わせ)など組み合わせが違います。 細かい事言えば、着眼点は多岐に渡りますが、ここでは書けない事も多いためこの辺でご勘弁ください。