「かわいがっていたネコに引っかかれ裏切られたと感じた」。

愛媛県松山市の公園で虐待され死んだネコが相次いで見つかった事件で、罪に問われている大学生の動機が14日に明らかになりました。

動物愛護法違反などの罪に問われているのは、松山市西長戸町に住む愛媛大学の学生・佐藤彰真被告(23)です。

起訴状などによりますと佐藤被告は去年10月、自宅の倉庫で捕獲したネコの脚を結束バンドで縛り手で脚の骨を折るなどして死なせたうえ、別の捕獲したネコを切断するなどして殺し、松山総合公園で燃やして捨てた罪に問われています。

松山地裁ではこの事件の初公判が開かれ佐藤被告は起訴内容を認めました。

検察は動機について、佐藤被告がおととし夏から大学に通えなくなり、去年3月頃から松山総合公園にいたネコを可愛がっていたものの、ひっかかれるなどして次第に裏切られたと感じ、その怒りから虐待を始めたことを示しました。
また虐待をうけたネコの反応に興味をもち、背徳感や罪悪感を抱きつつも報道でもっと注目されたくなったとしています。