https://i.imgur.com/0denzD5.jpg

この画像は、最近読んだ菅野博之、唐沢よしこ著作の「漫々快々」という本の冒頭ページなのですが、わざと悪いコマ割り、画面構成で読みにくく描いてあります。
次のページで「視線がブレ過ぎ」とか「画面が白々しい」とか説明されていて悪いコマ割りの模範解答とされています。
しかし、それでもセリフさえ追っかけていけば、とりあえずは読めるわけです。
ということから、コマ割りという作業とは「模範解答はあるけれど、正解や誤解はない」のだと考えています。

正解がないということは、「読者が読みやすいよう」に考えてコマを割ったとしても、もしかするとそれは逆に読みにくくしてしまう可能性もあり、
考えに考え抜いたコマ割りもただの自己満になっているだけかもしれない。

デッサンならば左右反転とか確認のしようもありますが、正しいコマ割りができているかを確認する方法なんてないですよね…
たとえば、コマ割りのチェックリストなんかを作れば多少は良いコマ割りができるようになるでしょうか?