前出の出水ぽすかさん、かなり計算して構図を作ってる。
最近アップされた屋根より高く!という作品の鯉のぼりの構図が上手い。
躍動感が損なわれないよう動きを出しつつ最大限に画面内に入れて形の分かる範囲で切っても良い部分は切って配置。
後ろの鯉は尻尾が切れ、手前のはヒレのみ切れるが真ん中の鯉がしっかり全部描かれてる。しかも真ん中の鯉の口先が画面ぎりぎりに入るようにしてるのも
この鯉は全部入れるという意思の現れでもあるよう。
視線は右上というか上部のキャラクターと鯉の目から鯉の体に沿って奥行きを魅せながら下部へ、そして背景の街並み。
しかし鯉を大きく配置させて極力背景の面倒なところを描かずに済むようにしている。
手間の鯉の目と奥の鯉の目の描き込みの差で魅せたい部分がどこなのかが分かる。
荒い線画に着色というのもあれども背景の手の抜き加減も的確。

この人経歴が某国立大卒となってるが、おそらく藝大のデザイン科では?と勘繰ってみたりしてる。もしくはそれ相応の大学。
上手いよこの人。
盗むべき所は盗むべし。