>>404

>元の色と灰色の濃さが変わっています。
そうなるでしょうね

世の中で「明度」と呼ばれているものには
実は次の3種類があります。
@輝度
AHLS色空間における輝度
BHSV色空間における明度
@輝度
・人の目と脳が「その色の明るさ」と感じるものに最も近い尺度です
・ゆえに「白黒の調子を見たいな」とか「明るさの調子を確認したいな」というときには
一般にこれを参照するのが正しいです
・「黄色の方が青より明るく感じる」という人の色知覚を反映しており、実際そのように描画されます
・クリスタだと、>>404が書いてるようにレイヤーカラーを黒にする手法で得られる白黒画像というのが、
まさにこの輝度にあたります
(クリスタで輝度を得るやり方は他にも色々ありますけど)

AHLS色空間における輝度
・おおざっぱには@輝度と似ており、明るさの調子を表しています
・が、「黄色の方が青より明るく感じる」という関係を“反映していません”
・つまり同じ純色(純粋な赤や青や黄色や緑)であれば、すべて同じ明るさの灰色にする
というルールのもとで平準化している尺度です
・そのため、明るさの尺度として扱うには不自然さがつきまといます
>>404の言っている「色相環のHLSでLやSを固定したままHだけを移動させて作った色や
、色調補正で同様に色相だけを変えて作った色など」は、この「HLS色空間における輝度」を参照しています

BHSV色空間における明度
・学校の美術などで「色相、彩度、明度」として教わる明度として一般的な尺度です
・純色や明清色であれば純白と同じ、100%の明度として扱われてしまいます
・そのため、「明るさの調子を確かめたい」という場合にはあまり役に立つことは無いです

参考画像:
https://i.imgur.com/agryyIF.jpg
https://i.imgur.com/SwOOf1X.jpg
https://i.imgur.com/rHomu7f.jpg
https://i.imgur.com/OTwqfZJ.jpg
https://i.imgur.com/YZaJbQw.jpg

長文大変失礼しました