>>170
広域(BGP)Anycastの場合は、そうですね。
これは、DNSコンテンツサーバで有効な方法です。
例えばmaido3.comなら、ns1.maido3.comを全世界に置くってかんじ。

なぜかというと、DNSコンテンツサーバは全世界から参照されるので、
こうすることで、maido3.comドメインの名前情報を全世界から効率的に
とれるようになる、ということになります。

それとは対象的にDNSキャッシュサーバ(/etc/resolv.confで書くもの)では、
ローカルエリアネットワークからもっぱら局所的に参照されるので、
遠いロケーションのものを混ぜるとレスポンスにばらつきが出たりして、
あまり好ましくないです。

ということで、これにはIGP Anycastという手法を主に使うことになります。
これは、ローカルなロケーション(LAN内とかISP内)でうまく分散化を図ろう、というものです。

今実現しようとしているのは、複数台にすると均等に負荷分散される仕組みなので、
マシンもできれば同じようなのがいいかなと。

で、cobra2245とoyster243は幸運にも同じサブネットに乗っかっているので、
経路制御を使ってIGP Anycastをするには、都合がよいと考えています。