ガラガラ・・・
ゆっくりとドアの開く音が聞こえた。
勃起しているように見えたのは見間違いかもしれない。
そう強く思い、顔を上げて入ってきた夕日を見た。
股間のあたりはタオルで隠され、勃起しているのかどうかはわからなかった。
「や、やっぱり恥ずかしいね・・・16歳にもなって・・・」
笑いながら夕日は言い、浴槽に入って俺の隣に腰をおろした。
「おにぃが先に身体洗っていいよ」
「ん?あぁ、そうか・・・」
夕日にいつもと違った様子はないし、
やはり俺の思い違いだったんだろうと思い、
俺は身体を洗うために浴槽から出た。