シュール [フ sur-(…の上に)<ラ super]
[1] 接頭語として,「超」の意.〈昭〉
[2] ⇒シュールレアリスム.

シュールレアリスム [フ surr?alisme]
1924年,フランスの詩人アンドレ‐ブルトンの
「シュールレアリスム宣言」によって定義づけられた芸術思潮.
破壊的なダダイスムの思想を受け継ぎ,形式主義に陥っていた
伝統的な芸術の様式を否定し,心理的オートマチズム(自動筆記法)により
想像力の解放を求めた.フロイトの理論に強く影響されている.
運動としては美術,文学,写真,映像,政治と広範囲に及ぶ.
中心人物は,ブルトンの他,詩人エリュアール,画家ダリ,キリコ,
エルンスト,写真家マン‐レイなど.シュールとも.