まあ、アメリカ人の鯖落ちへの思い入れは凄まじいものがあるからな。
海外赴任中に鯖管理先のデブに、新鯖奢ったお礼に誘われて、嫌々行ってみたんだが、
まず管理方法が凄い。お菓子食いながら片手で操作。手土産に持ってったクッキーをみて「それじゃ足りないよ、
貧乏人」という顔をする。ｴｺﾉﾐｯｸアニマルはいつまでも菓子食には慣れないらしい、みたいな。
絶対、そのビスケット4キロより、俺が買ってきたクッキー500gの方が高い。っつうか、それほぼ小麦粉じゃねえか。
で、デブが電源を切る。やたら切る。不良風のデブ娘とデブ息子もこのときばかりは親父を尊敬。
普段、目もあわせないらしいガキがダディクールとか言ってる。郷ひろみか？　畜生、氏ね。
コンセントも凄い、まず汚ねぇ。こげとかこびりついてる。洗え。つうか買い換えろ。
で、やたらコード引っ掛ける。引っ掛けてデブ一家で直す。良い鯖から直す。利用者とかそんな概念一切ナシ。
ただただ、直す。デブが電源抜いて、デブがデブ家族と一緒に直す。俺にはやらしてくれない。助かった。
あらかた片付けた後、「どうした直ってないじゃないか？」などと、残った鯖のコンセントを叩く。畜生。
で、ﾃﾞﾌﾞ一家、5ｷﾛくらい整備に時間かけた後に、みんなでﾀﾞｲｴｯﾄｺｰｸとｶﾛﾘｰｶｯﾄのビールを飲む。
「今日は僕も電源抜いちゃう」とかﾃﾞﾌﾞ息子が言う。おまえ、電源抜きどころか絶対鯖破壊やってるだろ？
ﾃﾞﾌﾞ娘も「ああ、抜けちゃった、あなた素敵ね」とか言う。鯖落とすな、殺すぞ。
デブ妻が「抜けちゃったわね」とか言って、デブ夫が「コンセントだから大丈夫さ」とか言う。
根拠が全くねぇ。畜生、冗談ですむ問題じゃねぇぞ、氏ね。
まあ、おまえら、アメリカ人に鯖管理任せたら、要注意ってこった。