(前回までのあらすじ)

超高齢化社会に対応するべく日本政府が打ち出した
「避妊したら死刑」
という恐ろしい政策に、人民は為す術もなく従った。
その政策の行き着く先を見越してミキハウスに就職したタケシは、
目論見通り巨万の富を得ることに成功したのだが、
愛する妻に遂には逃げられてしまう。
「私は遅漏しか愛せません」
というメッセージを残して。
そう、避妊禁止がためコンドームの着用もままならなかったタケシは、
その早漏っぷりに磨きがかかっていたのであった。タケシは途方に暮れる。
苦悩するタケシ、そのタケシの前に現れたのは大学時代の先輩で、
全く新しい形のピンクローターの開発に勤しむ肉襦袢猛(にくじゅばん・たける)だった…。