ネットでは集客が正義なんだと改めて思った

メリルでは、「昨年10月に米国GoogleがYouTubeを約16億5000万ドル(約2000億円)
相当の株式交換で買収したことは記憶に新しいが、収益モデルが明確化しつつ
あるニコニコ動画のメディア価値も高まっていると当社は見ている。ニコニコ動画
は登録IDが380.5万ID(10月末現在)となり、月刊16億PVを上回り、数ある動画サイ
トの中でYouTube Japanに次ぐアクセス数を誇ると見られる。また、ネットレイティングス社によると、
利用者1人当たりの月刊平均訪問回数8.8回(YouTube Japan5.2回)、
平均利用時間3.14時間(同1時間)とYouTube Japanを凌駕している。IDの登録ペースは、
当初の当社予想を上回るペースで拡大している。広告収入、有料サービスともに大幅な拡大が
期待でき、ニコニコ動画関連売上を中心に当社業績予想を上方修正する」と指摘。

 2008年9月期連結営業利益を従来予想7.8億円(EPS1450円)から8.3億円(EPS1599円)へ、
2009年9月期同24.5億円(EPS5904円)から28.3億円(EPS6910円)へ増額し、
2010年9月期連結営業利益を40.7億円(EPS10213円)と予想。コミュニティ系サイトとして
2〜3年先行した成長過程にあるミクシィ、ディー・エヌ・エーの09年3月期IFIS予想EPSベースの
PER水準50〜93倍を参考に、ドワンゴがこれらと同様な成長期に入ると見られる3期先の
10年9月期当社予想EPSに対し、妥当PER50倍として目標株価を50万円に再設定
(従来はDCFモデルベースで26万円)。投資評価「買い」を継続した。