男は滅茶苦茶疲れて、何も考えたくないような時に突然ペニスが勃起することがある。
この現象を「疲れマラ」というが当然俗語である。
徹夜明けで眠ろうとした時、ゴルフでくたくたになった夜、病院のベットで横になっている時など等に、
五感からの刺激無しに突然起きる勃起である。
あまりに疲れすぎて生命の危機を感じたDNAが「子孫を残せ!」と命令するということのようだが、これだけでは知識として物足りない。
どうも神経伝達物質であるカテコールアミンが体力の限界を知ることで、分泌が増量されることに起因するようだ。
このカテコールアミンという物質は心臓や血管をキュッと収縮させる性質があり、結果血圧を上昇させる。
結果的に陰茎への血流も増加、勃起を促すと考えられている。
この物質は人間を昂揚させる効果をもつもので、肉体がヘトヘトでもグタグタするなと叱咤激励するような物質である。
大変にありがたいのだが、寝ようという時に勃起されても困るともいえる。
また、この物質は心筋梗塞などの病気をひき起こすこともある。
経験的なことだが、肉体的疲労がピークに達すると、思考能力が半減する。
すると、いわゆる日常的ストレスが思考の減少分だけ減少。ストレスが少なくなることで、本能だけが突出すると考えることも出来るだろう。
不思議に「疲れマラ」が仮性勃起でない証拠に、相手さえいれば充分性行為は可能であり、
射精の快感も馬鹿状態で出してしまうので、ことの他気持がいい。

疲れマラ=ヤリチンまで読んだ