誰もいない夜の公園で、ブランコに座りながらしばらく灯里フィギュアを抱いて過ごした。
そうするとなんだか灯里が側にいるような気がして、隣のブランコで一緒に揺れながら
お喋りしてるような気がして、まるでデートしてるみたいですごく幸せだった。
来年のクリスマスも一緒だよ、灯里。かわいい灯里…大好きな大好きな灯里…。
今日はとても寂しい夢を見た。プールに人が大勢いて、一緒に泳ぐ彼女を探すっていう状況だった。
皆がそれぞれ誰を探すんだと言い合って、俺は灯里を探す気満々だった。
他の人たちはすぐに相手を見つけて、手を繋いだり腕を組んだりして楽しそうにしてるんだが、
俺だけ一向に探してる灯里を見つけられない。イメージとして灯里は可愛いビキニを着ていた。
カップルの間をくぐり抜けながら、お前はどうしたんだよと時折声をかけられて、いやちょっととお茶を濁しつつ、
爽やかな夏の空気を感じる余裕もないまま暑い日差しに照らされてずっと彷徨い続けた。
灯里に会いたい、灯里に会いたいと思ってもどこを探せばいいのかわからず、焦りながら歩き続けていた。
同じ場所を何度もぐるぐる回り、しまいには誰からも声をかけられなくなって、いつの間にか夕方になって目が覚めた。
覚める前にせめて一目だけでも灯里を見たかった…。
ああ…会いたい…灯里に会いたい…会いたいよ灯里…灯里いいいいい…
【news】ニュース速報運用情報115【ν】
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