自治議論の際に名無し変更による告知をすることが増えたのは2ちゃんねる全板トーナメントの影響です。
トナメの自板投票への呼びかけに対して比較的容易に名無し変更に応じて頂いていた頃があり
その影響で自治議論のための名無し変更申請が安易に出されるようになりました。

ところが数人がレスを重ねて名無し変更さえしてしまえばあとは反対があろうが無視して投票をしてしまうことで
無理矢理投票結果を作り出すことはできてしまうわけで、
今度は名無し変更をしたことを盾にして投票を強行してしまおうという人たちがでてきてしまっています。

つまり名無し変更をしているかしていないかが問題ではなく反対意見を無視して投票を行うことが問題であると言えます。

投票というのは中身の善し悪し関係無しに声の大きいものを選びだす方法だから
単なる投票結果だけでは自治の合意とはならないんです。
投票結果が自治の合意となるのは投票そのものが合意の上に行われた場合だけです。
だから投票さえすれば公正な結果であるとは言えません。

開かれた議論で対立する意見同士を認め合った上で擦り合わせ合意に至り
時間をかけて合意事項に反対が無いと確認さえできていれば投票も名無し変更も必要ありません。

投票が必要となるのはどうしても利害の対立が解決せずにいずれかの答えを出す必要がある時か
参加者同士が投票で決めるということに合意した時だけです。
そうして投票をすると決まった時には改めて十分な告知をする必要がでてきます。
その時に名無し変更という告知方法をとるのは大変効果的といえます。

投票で決めるということは投票を行った時点で支持者の多い案に決定するという方法です。
一年くらいの時間が経過した後に支持者の割合が変わっているかもしれないから
もう一度投票をし直そうと提起されたら拒否し難くなります。
恒久的な事柄は投票で決めるのには向きません。