【かがやき未来塾】ひもじい人 助けることが正義 「アンパンマン」原作者 やなせたかしさん
「アンパンマン」に込めた思いを語るやなせたかしさん

 明日を担う子供たちにメッセージを送る第61回「かがやき未来塾」(産経新聞社/関西2100委員会主催)が30日、奈良市の市立都跡(みあと)小学校(大橋輝雄校長)で開かれ、
人気アニメ「それいけ! アンパンマン」の原作者のやなせたかしさん(90)が児童ら約300人に、ひもじい人を助けることが正義だと語りかけた。
 やなせさんが考案した「アンパンマン」の登場キャラクターは1768体にのぼり、ギネス世界記録として認定されている。
 「アンパンマンの正義」と題した講演で、やなせさんは新型インフルエンザの出現などを例に、
「私たちと黴菌(ばいきん)は一緒に生きている。悪者のばいきんまんをやっつけて終わりとはならない」と長く続くアンパンマンとばいきんまんの戦いに込められた“哲学”を披露。
自らの顔(あんパン)を子供たちに食べさせて勇気づけるアンパンマンの行為について、「正義というのはひもじい人を助けること」と強調した。

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