茨城県は7日、新型インフルエンザに感染した日立製作所水戸総合病院(ひたちなか市)に勤務する40歳代の男性臨床検査技師が、
脳幹出血で死亡したと発表した。
 男性は高血圧と高脂血症で投薬治療を受けていたほか、過去に脳出血を患っていた。厚生労働省によると、国内の死者は疑い例も含め50人。
 病院の説明では、男性は血液などの検査を担当し、患者と直接の接触が少なかったことや、
ほかの職員に発熱などの症状がないことから院内感染の可能性は低いとしている。
 発表によると、男性は5日夕、熱を訴えて帰宅し、翌6日朝、「熱があり休む」との連絡があった。同僚が男性方を訪ねたところ、意識を失って倒れていたため、
病院に運ばれたが死亡が確認された。遺伝子検査で新型インフルエンザの感染が判明した。
 同県では医療従事者などへの新型インフルエンザ用ワクチンの接種が始まっており、男性も今月中旬に接種する予定だった。
(2009年11月7日19時04分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091107-OYT1T00822.htm