笠岡工高の電気情報科3年高橋辰弥君(18)=笠岡市二番町=が全国工業高校長協会主催「全国製図コンクール」の
電気系で最高賞の最優秀特別賞を受賞した。
同校からの受賞は2年連続。高橋君は「先輩に続こうと頑張ったかいがあった」と喜ぶ。

 3LDKマンションの間取り図を基に屋内配線を考え、図面にするのが課題。
全国15校から712点の応募があり、最優秀特別賞は4人に贈られた。

 高橋君はエコ性能を意識して消費電力が少ない蛍光灯器具を多用したオール電化住宅を提案。
使い勝手も考えコンセントを21カ所、複数のスイッチで操作できる照明を6カ所に設けるなど工夫した。

 昨年9月に授業で取り組み始め、担任の田中雅彦教諭(57)の指導で、2カ月かけて完成させた。

 「受賞は無知な僕を熱心に指導してくれた先生のおかげ」と高橋君。
笠岡市内の電気工事会社に就職予定で「いずれは独立できるような技術者になりたい」と話す。
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