端的にはにはウテナの監督の幾原邦彦のこのセリフに現れてる。
「最近の若い人はすごく近いことと、すごく遠いことしかわからない。
恋愛問題や家族問題のようなきわめて身近な話題と、
世界の破滅のようなきわめて抽象的な話とが、彼らの感覚ではペタっとくっついてしまっている」
つまり、セカイ系は、遠景と近景だけが描かれてその中間や背景が捨象されて
汝と我の関係のみに焦点をあてた作品ってこと。
たとえば、高橋しんの「最終兵器彼女」なんかがそう。
遠景という点では戦争という設定、具体的で現実的でリアルな像が描かれてる。
でも、その背景や、具体的な敵対する組織といった中間項が捨象されてる。
近景という点では純愛とは何かという観点から、ちせとしゅうの恋愛が描かれる。
最終的には遠景と近景が収斂されて、母体回帰の物語として終わる。
田中ユタカの「愛人」もそうかな、この作品の場合は
プログラムされた擬似恋愛が、恋愛へと変わっていく過程を描いた作品なんだけど
この作品も敵や具体的な組織といった中間項は捨象されてる。
「エヴァンゲリヲン」「灰羽連盟」なんかもそうだっけかな。
村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」あたりも
含まれるらしいけど。まあ自分が知ってるのはこれぐらいだな。
他の作品は知らないや、影響とかもしらね。ハルヒの影響とかどうでもいいし。
なんか書こうとしたけど20行いかなかった
あんま知らないで書こうとするのはムリがあるな。