まず一番残念だったこと。

ライブシーン
あれはユイが岩沢の曲に歌詞をつけたってところがミソなのに、音が遠すぎて歌詞が聞き取れない
感動もなにもあったもんじゃない
以上

ギャグは一番よかったし、最後大山じゃなくて日向が飛ぶところは麻枝らしさ全開で満足
だけど、こんな寄り道気味のギャグシーンにAパート丸々割かれたときは正直焦りを覚えた
リトバスの鈴ミッションとかクラナドの春原との智代接触みたいなのと同じだよね
麻枝は結局この手法を用いないと話進められないのかーと。
ゲームだったら場面転換の容易さとかでむしろ利点足りえてるんだけど、アニメになると「ゲームらしさ」を上手くアニメに仕立てられないでそのままだしてるから不快
時間制限厳しい中でこれやられちゃうとやきもきする
いやほんと面白くはあったんだけど

さて、ABを見る上で一番声高に叫んでおきたいことが一つある

今はまだ満足も不満足もするな。

麻枝准作品の一番の特徴は「精緻な舞台装置」なのよ
観鈴ちんが泣くのにも死ぬのにも1000年前からの理由がある
その「1000年前」という部分を見ないで「観鈴ちんが泣いた」という時点で評価してしまうのは早計にして暗愚
今はまだ舞台装置の登場を整備してるだけ
これからその隠された裏側をドーンと出してきて、その装置を利用して最高のクライマックスへと収束する
これが麻枝准

ABの死後の世界や天使、ゆり、音無の設定もギミック経由して物凄い真実が明かされるはず


今回はやっとその助走に入ったなぁと思った
天使は実は人間だった
これはやはりギミックだと思う
天使、ゆり、音無には衝撃の設定が隠されている
「なんだやっぱ普通だったんじゃーん」で一度落としておいて、「衝撃の事実」で突き上げる
それが麻枝

今後、あの副会長もどう絡んでくるか楽しみ
まあなんにせよ、麻枝がやっと、ぐちゃぐちゃに丸まった糸くずをほどきにかかったというのは解る
案外早いんじゃないかな
これから効率よく話数を使えるかが勝負