アスペ認定とか自分にやられてなくてもそう言う事やってる人達が居るって事がもうイヤになってくる。
俺の母親がそうだった。小学校低学年くらいまでずっと俺に向かってアスペルガーだの自閉症だの
カナー症候群だの知的障害だの発達障害だの小児マヒだの脊椎側湾症だの、ありとあらゆる
マイナスな病気に掛かってるだのなんだのって言って来てて、それを言われる理由も分かってた。
その頃は「光とともに」って自閉症の子供がテーマの綺麗なお話のマンガやドラマが流行ってて、
「一見マイナスに見える子供も、本当は健常者よりも純粋な心を持ってるよ」みたいな内容で
母親がそう言う実際の自閉症患者とかアスペ患者とか見た事も無いクセにそれに感銘を受けて
俺をその物語の子供と被せてくるようにしてきてた。だから少しでもマンガの『自閉症行動リスト』と
重なることをすると嬉しそうに「お前は自閉症だ」「私は悲劇のヒロイン」みたいに言ってくるから
本当に辛かったわ。その頃は俺も「俺は普通じゃないんだ、マイナスの人間なんだ・・・」って
親の言ってる事だから真に受けてて自分の行動に自信が持てなくて億劫な子供になってて
俺が普通に生活してても周りからしたら俺の行動はすごく迷惑かけてるんじゃないかとか思って
実際、よく分からない理由で俺が普通にやってた事を頭ごなしに「間違ってる」って否定されてたし、
テレビゲームをちょっとやっただけでも病院に連れて行かれて「ウチの子がゲームをやめない」って
診察されてたし。自転車で転んで結構深い傷が中々治らなかったら「もしかして癌じゃないか」って
病院連れて行かれたし、あと何の手術か分からないけど全身に針とか刺された記憶もあるわ。
中学入ってからは部活と勉強でほとんど親と接する事無くなったから大分マシになってきたんだけど、
そのあたりからようやく「あぁ、やっぱり親の方が間違えてたんだな」って気付き始めて、性格も
わりかしまともな感じになって行ってた。小学校高学年の頃はまわりは習い事とかたくさんしてて
でも俺は情緒不安定で何もする気にならなくて習い事とか一つもしてなかったから遅れてる感があって
もう今さら何もできないから死にたいって本気で思ってるくらい暗い性格になってたから、その反動で
思いっきり人生楽しめるような感じがしてたと思う。でも母親はやっぱりそういう俺が「まとも」なのが
気に食わないらしくて、もう親が俺をずーっと無視するようになってた。親のハンコとか必要な書類も
見てくれないから自分で押したり、三者面談とかでも「私は何もしません」ってしか言わないし、
それでも俺の悪口だけは続いてたわ。「朝、時間通り起きられないのは脳に問題がある」とか色々
決めつけてて、ちょっと母親の前でミスったりミスした事がバレたら「やっぱりお前はダメだな」って
口には言わないけど人の失敗を待ち焦がれてたような態度を取るし、本当に人生で母親だけが
俺に取って足枷の存在だった。それでも憎んだらコイツと同じになってしまうから、俺はそんな
いつか○してやりたいと思い続けてる母親でも普通に接するし、コイツのせいで人生滅茶苦茶に
なったって言ってやりたいけどそれを胸に抑えて対処してる。俺だけが生きるのが本当につらい。