>>328
いやそもそも、この批判の力点は二人のまゆりの非同一性にあるのであって、
超越存在であるところの、主人公岡部倫太郎が「まゆりを救った」と独りよがりなカタルシスに浸ってることの
非倫理性を糾弾してるものだから
可能世界が消去出来なかったから無力だって話ではない
ただ「救えてないことを救えたと勘違いしてハッピーエンドで幕を閉じる」っていうのがおかしいって話

>>330が言ってるのは、世界は「右足から出すか、左足から踏み出すか」みたいなミクロな選択の連続で出来ていて、
可能世界はその都度無限に分岐している、みたいな話でしょ?
シュタゲの問題となる構造はそこじゃなくて、主人公岡部が世界線を渡るたびに人間の記憶や歴史が再構成されて、
全く違う記憶を持って、全く違う体験をしてきたまゆりやクリス他のキャラクター達と出会うんだけど、
その世界線をまたいだキャラクター達をみんな同一人物だと扱ってしまって、
「ついさっきの世界ではまゆりは死んだけど、世界線「シュタインズ・ゲート」がトゥルー世界になったから
一件落着だぜ」って言い切ってしまってるのが独善だって話
こういう批判は一般的な世界認識にも当てはめられる理屈じゃないし、的を射てるでしょ