外出するとき、いつもじゃれついてくる近所の犬にクリスマスプレゼントをあげることにした
最初は、骨付きフライドチキンをまるごと一本あげようかと思ったのだが、 犬小屋に近づく前ににおいで気付かれてしまうし、そもそも餌をあげると 飼い主のおっさんに嫌な顔をされるので、残念ながら断念した。
いろいろ考えた結果、自分の愛読書の『論理哲学論考』(岩波文庫)をあげることに決め、 夜中、庭に忍び込んで、犬小屋の前に置いて来た。
犬はテレビとか見れなくて年末年始は退屈だから、きっと喜んでくれると思う。