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■西洋の植民地支配400年

1505年にポルトガル人がやってきて、約150年間、沿岸部を支配した。
1658年からは今度はオランダが替わって約140年間、植民地支配を続けた。さらに1796年にはイギリスが全島を支配下においた。

イギリスは、スリランカ全島を紅茶の生産基地とし、米まで輸入しなければならない状態にしてしまった。
独立を求めて大規模な反乱が三度起きたが、いずれも武力鎮圧された。

キリスト教徒を優遇し、仏教を抑圧した。シンハラ人のほとんどは仏教徒で、教育を受けることも難しかった。

イギリスの植民地支配のもとで衰退した仏教を再興しようと
19世紀末に立ち上がったのが、スリランカ建国の父と呼ばれるアナガーリカ・ダルマパーラであった。

日本はロシアに対して戦いを挑み、これを打ち破った。日本の勝利にスリランカの人々は熱狂した。
ダルマパーラも
「こんな素晴らしいことはない。皆さんは気づいていないかも知れないが、
皆さん日本人によってアジアはまさに死の淵から生還したのだ」と語っている。