>>304
元ジャカルタ市長で大統領特別スタッフであったチョコロアミノト氏は私のインタビューに対して
「日本人がしてくれた大きな功績は、インドネシア語の普及です。
これはもう大変なもので、これによって民族の統一、感情の統一、行動の統一がもたらされ、大きな効果をあげたと確信します」
と、高く評価していた。

インタビューをしたインドネシアの政治家たちが口を揃えて評価した点が
郷土防衛義勇軍(PETA)の結成など、インドネシアの青年に軍事訓練を施したことであった。
PETAで訓練を受け、独立後は内閣官房長官や副首相を歴任したアラムシャ将軍は

「日本軍の与えた良い点は、軍事に関する科学と技術や武器の使用方法を教えてくれたこと、
またアジアの人々に『ヨーロッパに負けないぞ』という敢闘精神を植え付けてくれたことです。
この二つから得たものは、勇気と自信でした」
と断言する。