>>305
昭和20年8月15日、日本の降伏直後、インドネシアは独立を宣言するが
宗主国のオランダはこれを認めず、再植民地化をはかるべくインドネシアに軍事進攻してきた。
その結果、インドネシアは4年にわたってオランダ軍と独立戦争を戦ったが、その主力が、日本軍が育てたPETAだったのだ。

オランダ時代には下級官吏までしか登用されなかったインドネシア人を
積極的に高級官吏に登用し、日本人官僚が付きっきりで行政のノウハウを伝授した。

オランダ時代、政治集会は一切禁止だったが
日本軍は昭和20年、インドネシアの青年たちによる独立決起のための全国大会の開催を許可した。
かくしてオランダ時代に弾圧を受け、
インドネシア各地にあってバラバラであった民族運動のグループはスカルノ博士を中心にまとまりを見せ
昭和20年5月には、全地域の代表を集めた「独立準備調査会」が結成され
日本軍からインドネシア人への行政移管が始まった。