「毎日、最低3本は投稿して下さい」「本日中のマスト(必須)案件です」
 運営する中国企業「バイトダンス」の日本法人(東京)が、協力者に送っていたメッセージにはそんな言葉が並ぶ。
ツイッターで紹介する動画や頻度などを細かく指定する内容だ。

 担当者は社名を隠し、仲介業者を装うなどして連絡し、「目的はTikTokのインストール」
「関連キーワードを入れて」「動画再生が10万回を超えた段階でTikTokのリンク追加を」と依頼。
動画に注目を集め、アプリの利用登録に誘導しようとしていた。
 協力者は、ツイッターのフォロワーが10万人を超える「インフルエンサー」と呼ばれる人物ら。
その一人だった男性は「報酬は1年半で1000万円は超えていた」と明かす。

 金銭が介在しているのに広告だと明かさない手法は「ステルスマーケティング(ステマ)」と呼ばれ、
消費者らを誤解させる行為だ。だが、男性は「『広告』と書いたら再生回数が減る。
知人もビジネスで同じ事をやっており、悪いとは思わない」と話した。
 動画の投稿は月数百本、再生回数は計2000万回を超えることもあった。
報酬はシンガポールの関連法人から支払われた。

 一般企業が商品を売るためのステマは過去にも発覚しているが、
バイトダンスはフェイスブックやツイッターなどのように世界でSNSを運営する「プラットフォーマー(PF)」の一つ。
不適切な投稿を排除すべき立場のPFが、他のSNSで行っていたという点で今回は極めて異例だ。


一般人を排除し、運営が金で認可したステマ業者だらけの5chソックリ