喜多「わ、わたしが後藤さんのことを!?な、ないないないですよっ!」

リョウ「けど、ぼっちの話だと最近、郁代の顔が赤いって」

喜多「いやそれは、最近風邪気味で、熱があったからですよ。この間も、風邪で
練習休んだことあったじゃないですか」

虹夏「そういえばそうだね」

喜多「後藤さんに手を触られて変な声上げた話も、ただ単にビックリしただけだし…、
他クラスの子と話してた一件も後藤さんすぐ調子乗っちゃうから、心配で
言っておこうかなっておもっただけで…」

喜多「あ、スマホの待ち受けだってほら」

虹夏「あ…待ち受けの写真、結束バンドの集合写真だね」

リョウ「ほんとだ。写ってるのぼっちだけじゃない」

喜多「多分、スマホを覗いた時の角度で自分の写真の部分が見えて勘違いしちゃったんじゃ
ないかしら」

虹夏「なーんだ、そーなんだびっくりしたー」