米連邦捜査局(FBI)のクリストファー・レイ長官は発表文で「FBIは国際的なパートナーと協力し、おそらく世界最大のボットネットである911 S5を解体するための共同連続サイバー作戦を実施した。われわれは管理者を逮捕し、インフラと資産を押収し、共謀者たちに制裁を課した」と語った。

ワン容疑者らは2011年初頭、プロキシバックドアを潜ませた複数のVPNアプリ(MaskVPN、DewVPN、PaladinVPN、ProxyGate、ShieldVPN、ShineVPNnなど)を配布し、多数のユーザーの端末にマルウェアを仕込んだ。

2014年から数年間で、世界中の何百万台もの一般ユーザーのWindows搭載PCのネットワークを構築し、1900万以上の固有IPアドレスにリンクした。ワン容疑者らはこのボットネットをサイバー犯罪者に販売し、約1億ドルを稼いだ。