先日、自分が書いたレスに名無しの妙心氏や大阪ocn名無しの良心氏など何人かの方から反応をいただいているが、
これから書くことは特定の誰かに対してのものではなく、このスレで出た何人かの意見を読んだ上での自分の思うところを
書こうと思ってのレスであり、誰かの意見を否定するものではない、という前提で書かせていただきます。

今現在の削除要請板では、削除依頼者に訴訟や警察介入の意志がある場合、
証拠保全の観点から管理人裁定以外の削除が凍結されるという現状がある。

散歩中氏が指摘するように、そのことが即削除依頼者の利益に反するとは限らない、というのはその通り。
そして、迅速に削除されたほうがいいのか、もしくは裁判に備えて証拠保全されたほうがいいのか、という点については、
蒼いの人が言うように最終的には削除依頼者(もしくはその代理人)が判断することだと思う。

問題なのは、迅速な削除か証拠保全かどちらかを削除依頼者が選べるとは限らない、という現状なのではないか。
もちろん対応する削除人が、どちらを選ぶかを削除依頼者に問いかけてから凍結判断をする場合もあるにはある。
だが、その過程を経ずに依頼者のレスの文面や文言から、
「訴訟を視野に入れている」とみなされて一方的に凍結を宣言されてしまうケースもないとは言えない。

訴訟意志があれば削除凍結が待っているという2chルールを削除依頼者が知ったうえで訴訟をほのめかすのならいいのだが、
そんなルールがあるとはつゆ知らず、ついうっかり「訴える」などと言ったがために、
本人の本心に反して削除が凍結されてしまうという可能性もある以上、
「訴訟意志を表明すると削除が凍結される」という2ch削除の現状を削除依頼者に知らしめるレスは、
「有用レス」足り得ていると考えられる。

そういう意味では>>566の大阪ocnの名無しの良心氏が指摘する通り、
「凍結そのものをやめさせる方向で2ちゃんねるに要望(accuse扱い)」したり、
あるいは「削除人が凍結判断をするまえに、必ず削除か証拠保全かを依頼者に選択させるやり方に変える」
などを検討しないかぎりが根本的な解決には繋がらないだろう。

しかし現状の2ch削除システムにおいては、そういうやり方が採用されていない以上、有志のやじ馬によって
「2ch削除ルールを案内する」必然性はあり続けるだろうと思う。

板トップには説明が書かれているけれども、掲示板に誹謗中傷を書かれて切羽詰まった削除依頼者
には2chルールの説明など目に入らない場合もなきにしもあらずだろうから。