連投失礼

20年前は、そうでもなかったような気がします
たとえば、さっきの蛇口のパッキンでも
傷んだら取り替える、ということを知ってる人が多かった
たとえばタオル、何度も何度も洗濯すればボロボロになる
もうタオルとして使えなくなったら、縫って雑巾にしたりとか

全てのものには寿命がある、もちろん、自分にも
そういうのが「常識」として存在していたような

昔、お世話になった中学の恩師が言ってたこと
今の技術なら、一生使える髭剃りの刃は作れる
だけど、作らないのは、なぜか
極めて高コストであることと同時に
それを手に入れた人はもう髭剃りの刃は買わないから
約30年前の話です

余談ですが、日本の戸建て住宅の平均寿命は30年以内です
30年経たずに建て替えられてしまう戸建てが多いのです
理由は何か
住めなくなったからじゃない
住む人の需要に合わなくなったから
30年も経てば家族構成も生活スタイルも変わる
子供が生まれて、部屋数が足りなくなったから建て替えた、
その家が、子供たちが独立して、自分たちも年老いて
住みにくくなった、だから建て替える
本当の家の寿命はもっと長いんですが
住む人が家を見限ってしまった、ということ