さて、削除人は独立して削除判断をするという設定についてだが。

…裁判官気取りなのか?
裁判官は確かに「法と個人の良心のみ」に従って、独立して判決を出す。
しかし裁判官は難関の試験に合格し、さらに充分な研修を修了した者の中から選抜されて判事補となるのが普通。
最低5年は陪席として、判事の下で合議に加わる形で「修行」し、その間もプライベートな時間も勉強をし、初めて「独立して判断していいよ」という特例判事補・判事になるのだ。
まず「徹底的に基礎を固めて」「任せて大丈夫な状態」になってから「独立」が認められるわけだ。
しかし独立して判断して良いとは言え、やはり「判例」には充分配慮し、他の判決との整合性も意識して判決を出す。
判例を無視すれば、上訴されて判決が覆ることもある。

ロクな審査もなく、充分な研修もなく、ユーザの信任を受けたわけでもない「削除人」が裁判官気取りで「独立」をしゃあしゃあと口にする恥知らず・世間知らずさには、呆れるばかりである。