ちょっとした感想

我我の悲劇は年少の為、或は訓練の足りない為、まだ良心を捉(とら)え得ぬ前に、破廉恥漢の非難を受けることである。
我我の喜劇は年少の為、或は訓練の足りない為、破廉恥漢の非難を受けた後に、やっと良心を捉えることである。
芥川龍之介「侏儒の言葉」より