静寂に包まれた深夜、ふとテレビを付けた瞬間現れた。

真っ赤なドレスに身を包む小さな女の子。

動けない。一瞬で全身に毒が回ったかのようだ。
「かわいい・・・」
思わず口に出してしまった。これが現代のアニメなのか?

アニメキャラを好きになるなど禁じられた恋だとわかっている。しかし、しかし・・・
僕の中で何かが葛藤し始める。

その子は潤んだ大きな瞳で僕を見つめ問いかけた。



「 抱っこして頂戴 」



この声と共に僕は汚れ ・ ・ ・ 堕落した。